日本赤十字社 姫路赤十字病院
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■採血

<採血って?>

表在静脈から、注射針による穿刺により静脈血を採取します。真空採血管及び注射器による採血方法があります。私たちの体には、体重のおよそ1/13にあたる血液があり、検査に使うために採血した量では通常貧血にはなりません。

<静脈採血手順>

1.駆血帯を絞めて穿刺する静脈を選び皮膚を消毒する。

(1)駆血時間は3分以内を目安にしています。

(2)消毒はアルコール綿で、擦るようにします。

2.穿刺し採血する

(1)針の切り口を上に向け、末梢側から約20度の角度で穿刺します。

(2)血管に入ったら針をねかせ3〜4o進めたところで固定します。

(3)真空採血管を採血ホルダーに差し入れ血液が適量まで流入するのを待ちます。


3.採血管、駆血帯、針の順で外す

(1)真空採血管を採血ホルダーから外します。

(2)次に駆血帯を外します。

 

 

 

(3)穿刺部位にアルコール綿を軽く当てながらまっすぐに採血ホルダー(針)を引き抜きます。

この手順で、血液の逆流を防止しております。

4.穿刺部位を圧迫止血する

直ちにアルコール綿で穿刺部を圧迫止血し、紙絆創膏を貼付します。

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<表在静脈図>

●血管の選択
  • 太く、弾力のある血管を選択します。
  • 通常は肘正中皮静脈から行ないます。
  • 皮膚炎・乳房切除を行った側の腕は避けます。
  • 両側の肘が採血不能な場合、前腕・手背を用います。
  • 尺側皮静脈はなるべく避けます(動脈・神経が走行)
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<採血管の種類>

名称及び内容物(薬品) 用途(検査試料名)
桃高速管(トロンビン) 生化学的検査(血清)
水色プレン管(凝固促進剤) 用途(検査試料名)
紫EDTA短(EDTA) 血液学的検査(全血)
黒クエン酸短(クエン酸Na) 血液学的検査(血漿)
灰フッ化Na(フッ化Na) 血糖測定(血漿)
茶プレン管短(凝固促進剤) 免疫学的検査(血清、血球)
青血FDP用(レプチラーゼ) 血液学的検査(血清)
緑ヘパリン短(ヘパリン) 生化学的検査(全血)
血沈用(クエン酸Na) 血沈測定(全血)

<採血の注意事項>

  1. 患者さま間違い防止の為、患者さまには、ご自身の名前を名乗っていただきます。
  2. 採血部位に希望があれば申しでてください。
  3. 血管を怒張させる為、マッサージや温めたりすることがあります。
  4. 採血中は採血事故防止の為、腕を動かさないで下さい。
  5. 終わったら止血の為、採血後穿刺部位を5分間ほどしっかり押さえて下さい。

※「臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律」で臨床検査技師の1回の採血量が20ml以下と定められています。

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