【2】直腸がんの手術
a.肛門括約筋温存術
直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、開腹術が基本です。従来行われてきた方法で、15cm以上の傷で開腹します。最近では、器械の進歩によりかなり肛門に近いがんでも、人工肛門を避けられる手術が可能となりました。
b.直腸切断術
肛門にごく近い部分のがんが適応になります。肛門を切除し、人工肛門(ストマ)を作ります。
c.局所切除術
早期がんに採用される手術で、開腹手術でなく、肛門からもしくは、仙骨近くの皮膚を切開して病変に到達し切除する方法です。
d. 腹腔鏡補助下手術
一部の早期がんに行われます。
e.肝・肺転移巣切除術
肝臓や肺に転移したがんでも個数が限られていれば切除することによって、治癒が望めます。積極的に切除を行っています。
f.化学療法
抗現在は主に、5-FU系、イリノテカン、MMC等の抗がん剤を使用しています。肝臓に転移がある場合は、肝動注療法と呼ばれる肝動脈から抗がん剤を注入する治療を行う場合もあります。
g.放射線療法
直腸がんのうち、切除できないもの、局所再発したものに行われる場合がほとんどです。 |