日本赤十字社 姫路赤十字病院
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外科疾患別診療「乳腺疾患」>乳がん(3.診断)

■乳がん  3.診断

1)自己検診

乳房は体表臓器ですから、乳がんを自己検診で見つけることのできる可能性があります。毎月決まった時期に同じ姿勢で、触診してみてください。乳腺はもともと硬い臓器ですので、指でつまむと正常の乳腺でもしこりかなと感じることが多いと思います。指でつままず手のひらで触診するのがコツです。分泌物があるかも調べましょう。異常が見つかったらなるべく早く乳がん専門医を受診してください。


2)定期検診

30歳を過ぎた女性は、年1回の専門医による定期検診を受けましょう。医師会などで行う集団検診にもマンモグラフィが導入されるようになりましたので、触診とマンモグラフィの併用の検診がお勧めです。


3)レントゲン撮影(マンモグラフィ)

マンモグラフィは乳房を装置に挟んで圧迫しX線撮影する検査です。乳房の検診は通常のレントゲン装置ではできません。多少痛い検査ですが、触診では見つからないような小さな癌が見つかることがあります。


4)乳腺のその他の画像検査

しこりががんであるかどうかや病変の拡がりを診断するために、乳腺の超音波検査、MRI検査、CT検査なども有用です。MRI、CTは特殊な検査で予約が必要です。当院ではマンモグラフィ、超音波検査は予約なしで受診日に受けることが可能です。


5)穿刺吸引細胞診と針生検

しこりが見つかった場合、しこりに細い注射針を刺して細胞を吸いとって調べる「穿刺吸引細胞診」により、80〜90%の場合ではがんかどうかの診断が確定します。さらに多くの情報を得るために太い針を刺してしこりの一部の組織を採取することもあります(針生検)。触診では明らかなしこりを触れず、画像検査だけで異常が指摘されるような場合には、マンモトーム生検と呼ばれる特殊な針生検を行います。当院では、細胞診、針生検が必要な方には、受診された日に検査を行い、結果もその日のうちにお伝えしています。マンモトーム生検は予約制です。


6)遠隔転移の検査

乳がんが転移しやすい遠隔臓器として肺、肝臓、骨、リンパ節などがあります。遠隔転移があるかどうかの診断のためには、胸部レントゲン撮影、肝臓のCTや超音波検査、骨のアイソトープ検査(骨シンチグラフィ)などが行われます。最近ではPET検査も導入されるようになってきました。

 
乳がん
1.乳がんとは2.症状|3.診断|4.病期(ステージ)5.治療
6.乳がんの治療の組み立て7.病期(ステージ)別治療
   

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