日本赤十字社 姫路赤十字病院
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姫路赤十字病院

外科>疾患別診療「食道疾患」

食道疾患

1.食道がん

食道癌とは

我が国で毎年1万人以上の方が食道がんにかかります。これは胃がんの約1/8です。 高齢の男性に多く、喫煙、飲酒、熱い飲食物などの嗜好が関連するとされています。食事の時に胸の奥にしみる感じがしたり、つかえる感じで見つかることが多いのですが、この時は、進行していることが多く、早期のものは、内視鏡検査などで偶然発見されることがほとんどです。

食道癌の治療

治療方針は、がんの進行度で違ってきます。これは、がんの深さ、リンパ節に飛んでいるか、他の臓器に飛んでいるかで決まります。

1)内視鏡的粘膜切除術

がんが、ごく表面にとどまっており、リンパ節に飛んでいる可能性がなければ、内科にお願いして、内視鏡を使って粘膜を切り取る方法で治すことができます。

2)手術療法

がんが、粘膜の表面より深くまで食い込んでいれば、リンパ節に飛んでいる可能性が高く、手術によってリンパ節を含めて、食道を切除し、胃などを使って、食べ物の通る道を再建する方法が標準的な治療法です。しかし創が胸、お腹、首にあるため、手術後の疼痛が強いので、術後肺炎になる可能性が高く、麻酔科にお願いして術後の疼痛緩和をしていただいております。また縫合不全などの合併症予防のため、当院では以前は2期分割手術という、食道の切除と食べ物が通る道の再建を2回に分けて行う方法を行っていましたが.最近では形成外科にお願いして血管吻合をすることで、切除と再建を同時に行い患者さまの負担が軽減されています。

3)放射線、化学療法

手術に耐える体力の無い方、手術によってがんを取り残す可能性が高い方は放射線科に協力いただいて、放射線と抗がん剤を使って、治療していきます。食べ物の通りの悪い方には、内視鏡を使って狭くなっているところを拡張して、通りをよくします。

食道癌の手術実績(過去10年間)
1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
6例 11例 9例 5例 11例 7例 10例 7例 7例 20例

93例

平成18年姫路赤十字病院で手術をさせて頂いた食道癌は7例です。
手術の適応でない方も含め、患者さまに説明の上、最も適した治療を納得同意していただき、全科をあげて患者さまに満足していただけるよう努力しております。

2.その他

内科的な治療によっても改善されない逆流性食道炎に対しては、腹腔鏡下噴門形成術という、小さな創からテレビカメラを使った方法で治療を行っております。

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