●胆管
胆管がん
胆管がんの治療は外科療法、放射線療法、化学療法がありますが、今のところ放射線療法や化学療法では治癒は望めません。根治的治療法は外科療法(切除)です。胆管は、肝門部胆管、上部胆管、中部胆管、下部胆管に分けられ、部位によって手術法が異なります。
肝門部〜上部胆管がん
非常に狭い範囲に、動脈、門脈、胆管が走行していますので、この部位の手術は困難とされ、高度の手技が必要とされます。扇のかなめのような位置にあるため、根治的手術のためには肝切除を必要とすることが多く、また胆道再建が必要となります。
中〜下部胆管がん
この部位の胆管がんは、膵頭部に位置するため、通常、膵頭十二指腸切除術(膵がんの項目を参照してください)が必要となります。
胆嚢・胆管がんの領域は、まだ標準的な診断・治療が確立しておらず、特に肝門部胆管がんは、ある施設では手術可能な場合が別の施設では手術の対象とならないとされることもめずらしくありません。外科的治療が唯一の根治的治療法ですので、胆管がんと診断されたら、手術の可能性について専門医に必ず相談するようにしてください。当科では、現在までに肝門部〜上部胆管がん:38例、中〜下部胆管がん: 37例の切除術を行いました。
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