日本赤十字社 姫路赤十字病院
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姫路赤十字病院

内科>疾患別診療「血液疾患」

血液疾患

1.急性白血病(骨髄性、リンパ性)

増殖する細胞の系統により急性「骨髄性白血病」と「急性リンパ性白血病」の2つに大別されます。それぞれは有効な治療法が大きく違うことが明らかになりました。

「骨髄性白血病」に対してはJALSGのプロトコールAML95、97、「リンパ性白血病」に対してはJALSG、ALL87、93などによる化学療法を施行しています。年齢が50歳以下と若く、化学療法で寛解となれば、ドナーの検索を行って、移植病院と連絡をとりながら骨髄移植のために転院を考えます。

年齢的に移植できない場合は地固め、維持強化の化学療法を続けていきます。

2.悪性リンパ腫

リンパ球の癌化したもので、大きく分けて非ホジキンリンパ腫(B細胞、T/NK細胞)とホジキンリンパ腫に分けられます。

悪性腫瘍の中でも化学療法や放射線療法が良く効く疾患です。

当院では非ホジキンのB細胞リンパ腫にはR-CHOP、T細胞リンパ腫にはCHOP、ホジキンリンパ腫にはABVDという標準とされている化学療法を施行しています。

3.再生不良性貧血

軽症の場合は蛋白同化ホルモンの内服で外来治療が主体となります。

重症、中等症の患者ではリンフォグロブリン、シクロスポリン、G-CSF、ソルメドロールなど免疫抑制剤の投与が必要なため入院治療となります。

4.多発性骨髄腫

形質細胞が癌化した悪性疾患です。病気の進行は遅く、骨痛のため整形外科を受診して初めて診断されることもよくあります。病期によりますが、MP、ROADという化学療法、あるいは疼痛に対しては局所的に放射線治療を行っています。

5.特発性血小板減少性紫斑病

血小板が減少し、白血病、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの血液疾患が否定され、膠原病、DICなどのその他の血小板減少をきたす原因となる疾患も見つからない場合に上記と診断されます。

原因は不明ですが、ピロリ菌が陽性の場合は除菌をすると増加することがありますので、最近はまず除菌をすることが多くなっています。

除菌しても無効で、血小板が3万以下となり、出血もあるような場合はプレドニンというホルモン剤を内服することになります。

それでも増加しない場合は、脾臓の摘出術を施行することになります。

2005年の主な血液疾患の患者数は下記のようでした。
疾患名 患者数
悪性リンパ腫 73

急性骨髄性白血病

11

多発性骨髄腫

14
再生不良性貧血 14
特発性血小板減少性紫斑病 30
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