脊椎
2007年度の脊椎手術件数は207例であり整形外科手術の33%を占めています。頸椎に対する手術を46例、胸椎を9例、腰椎を136例行いました。
手術治療の対象は腰部脊柱管狭窄症、頸椎・腰椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症、骨粗鬆症に伴う脊椎骨折などです。
股関節
股関節手術件数は101例であり全人工股関節置換手術は78例です。
2004年度からより小さな皮膚切開による手術(MIS)を施行しており、2002年度の皮膚切開の平均が17センチに対し2005年度は平均10センチと大幅に小さくなっています。低侵襲手術による患者さんへの負担の軽減がはかれていますので全人工股関節置換術を受けられた方の入院期間は約1ヶ月(手術後2週間で外泊し、3週間で退院)と従来より大幅に短縮しています。また手術法の改良により人工股関節の脱臼はみられなくなっています。
膝関節
膝関節手術件数は62例であり主として全人工膝関節置換手術(51例)を行っています。
現在、大阪大学整形外科と共同で人工膝関節手術後の運動解析を行っており、コンピュータ上で手術後の膝の動きがアニメーションで見られるようになっています。ご希望の方は申し出てください。
骨軟部腫瘍・転移性骨腫瘍
腫瘍の手術件数は138例であり、腫瘍広範切除術や人工関節置換術を行い、切断はほとんど行っていません。症例によって処理自家骨移植(パスツール法)も行っています。必要な場合には抗癌剤による治療も行っています。また、転移性骨腫瘍(脊椎を含めて)に対する手術も積極的に行っています。放射線科と協力して放射線治療もあわせて行っています。
粒子線治療が適していると考えられる患者さまには、兵庫県粒子線センターを紹介させていただきます。
関節リウマチ
関節リウマチの治療として従来の抗リウマチ薬に加えて最新の生物学的製剤(レミケード・エンブレル)も使用しています。レミケードの投与は外来で行っています。
小児整形
整形外科医による乳児検診(1・3ヶ月)を行っており、先天性股関節脱臼の治療(装具治療や手術治療)も行っています。また筋性斜頚やブラント病(O脚変形)、弾発母指の手術も行っています。
骨粗鬆症
骨塩定量(DEXA)・骨代謝マーカー検査を行った上で外来通院による薬物治療(主としてビスホスホネート製剤)を行っています。脊椎圧迫骨折による障害や大腿骨頚部骨折が起こった場合には、手術治療も行っています。 |